RC造でつくる注文住宅のメリット

日本では昔ながらの工法である木造建築が依然として人気があります。たしかに木造建築というものは日本の風土に合わせた日本人好みの建築方法なのですが、西洋建築と比べると耐久性の点でやや劣っており、世代が交代するのにあわせて建築をしなおすというのが一般的に行われています。そのため、建築をしなおす度に建築費という大きな出費を強いられることになってしまい、いつまでたっても高額な住宅ローンの支払いに追われてしまうというのが大きな悩みとなっています。


そこで近年、人気があるのが幾世代にもわたって住宅を活用できるRC造の注文住宅です。RC造とは鉄筋コンクリートを用いて造られた住宅のことですが、このタイプの住宅には耐震性や耐火性に優れているという特長があります。そのため、自然災害などによって住宅が急激に劣化することなく、適切なメンテナンスを行っていけば何世代にもわたって住宅を受け継いでいくことが可能になります。


ただし、RC造の注文住宅というものは基本的にそのコストが高いというのが一般的な認識となっています。しかし、昔ながらの日本家屋のように住宅が古くなったからといって建て替えをすることなく、ライフスタイルの変化に合わせて住宅の内部だけを改修することがRC造の注文住宅では比較的簡単に行えるため、長期的な視点から見た場合、コストの高さという点はそれほど高いものとはなりません。